性能
01
「高断熱」の理由
住まいと住まい手の健康を守る、高い断熱性能。
日本の住宅は先進国の中で、最もエネルギーコストがかかり、健康リスクの高い性能水準だと言われています。多くの先進国ではその国々によって定められた厳しい基準に適合することが義務化されている中、日本には明確な基準とその基準への適合義務がなかったことが一因とされています。しかし、世界的なCO2削減の動きの中で、日本でも一定の住宅性能を担保することを目的とした省エネ基準が求められています。
UA値(外皮平均熱貫流率)標準0.46以下
省エネ基準の一つに「UA値」という断熱性能に関する指標があります。UA値とは、住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値です。つまり、家の外に出て行ってしまう熱の量を表した数値で、値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。UA値の値が大きいと、夏は暑く冬は寒い、冷暖房設備に頼らざるを得ない家となります。その結果、毎月のエネルギーコストが掛かる上、部屋ごとの温度差が生じやすく、ヒートショックなどの健康被害を引き起こすリスクが大きくなります。UA値の基準は8つの地域ごとに定められており、寒冷地を除く多くの地域区分ではUA値0.87以下が推奨されています。JIDAIの住まいはUA値0.46以下を基準としており、これは寒冷地レベルの断熱性能となります。ですから、最低限の冷暖房設備で、いつまでも快適に安心して暮らしていただけるのです。
地域別外皮
平均熱貫流率による基準
「住宅の省エネルギー基準」における地域区分
※実際の地域区分は市町村別に定められています。詳しくは国土交通省または(一財)建築環境・省エネルギー商標のホームページをご覧ください
HEAT20 G2グレード水準
HEAT20とは住宅の断熱に関する新しい設計基準のことで、3段階のグレードが定められています。JIDAIの住まいは、HEAT20 G2グレード水準。G2グレード以上の住宅では、国が定める省エネ基準の住宅よりも約30~50%のエネルギー削減効果があり、その高い断熱性能から、家の中の温度差が原因でおこるヒートショックの発症防止につながると言われています。
02
「高気密」の理由
全棟気密測定。
快適な住まいを
施工力で叶えます。
夏も冬も快適で健康に暮らせる住まいをつくるため、住宅性能とセットで欠かせないのが「気密性能」です。気密性能とは、どれだけ隙間のない家かを見る指標。隙間が少ないほど、少しのエネルギーで室温を保持できるようになります。家の隙間の量を最小限に抑えるには、窓のサッシなど住宅の部材にこだわる他、熟練の施工技術が必要です。JIDAIでは、住まいの隙間の量を測る「気密測定」を全棟で実施。最高レベルの基準をクリアすることで、快適な住まいづくりを徹底しております。
03
「高耐震」の理由
耐震等級3。
震災時に家族を守る、
たくましい住まい。
日本は世界でも地震が多い国。4つのプレートの境界付近に位置しており活断層も多いため、昔からたびたび震災に見舞われてきました。安心・安全な暮らしのためには、巨大地震に耐え得る強い住まいが欠かせません。JIDAIでは、住宅性能表示で定められた耐震基準の中で最も高いグレードである耐震等級3の耐震性を確保しています。
熊本地震における木造住宅の建築時期別の損傷比率
(建築学会によって実施された益城町中心部における悉皆調査より)
- ※1. 出典:国の熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会 報告書より
- ※2. 7等のうち3等は接合部仕様が不十分であり、1棟は敷地の崩壊、起訴の傾斜等が確認された。
- ※3. 参考資料:ヤマベの木構造 著者:山辺 豊彦